探偵業界のフランチャイズ制度について
まずはじめに独立・フランチャイズ制度(以下、FC制度)を利用しようとしている方に一言。
探偵は、楽をしては儲かりません!
よく探偵社のFC制度収入例が掲げられています。
例えばこんな感じです。
- フランチャイズの収入例
- 浮気調査(2件) ¥350,000×2
- 盗聴器調査(1件) ¥120,000×1
- データ調査(3件) ¥65,000×3
- 月合計(6件) ¥1,015,000-
確かに上記の依頼がくれば稼げる金額である事に間違いありません。
大事なことは『依頼がくれば』という事です。
現実は、ぽっと出の個人経営の探偵事務所に依頼はきません。
信用度の有無や調査能力の有無を言っているのではありません。
宣伝能力の差を言っているのです。
インターネット・電話帳での広告スペースは大手業者で占められています。
つまり宣伝したくてもするスペースがないのです。
それゆえに探偵事務所を開設したところで利益は上がらないのです。
FCを利用するならロイヤリティの低い探偵事務所を選べ!
初めに申し上げたとおり、探偵は、なかなか儲かりません。
特に独立したての時は、まず収入がないと思ってもらって結構です。
その中で、FC制度利用のためのロイヤリティを支払うのは非常に厳しいものがあります。
しっかりとした事業資金があり、大丈夫だといわれる方は、読み飛ばしてもらって結構ですが、FC制度を利用する方の大半が、月々支払わなければならないロイヤリティが負担で廃業していっているのも事実です。
ですので、当面の資金が厳しい方はロイヤリティの少ない探偵社を選ぶ事が大切です。
ちなみに探偵に『ブランド』なんてものはありません。
『有名そうな探偵社のFCだから安心・・・』なんて事はありません。
探偵業界というのは、一般の人には、縁のない世界です。
あなたは、どこの探偵事務所が大手で、どこの探偵事務所が規模の小さいところなのか分かりますか?これから相談しようとしている方も、当然分からないのですから、『ブランド力』見たいなものを宣伝文句にしているところは、高いロイヤリティを取られるだけだと思って、避けた方が良いかもしれません。
ロイヤリティという経費は、ことのほか経営を圧迫します。
FC元締めの探偵事務所
FCの元締めである探偵事務所は儲かっているのか?
儲かっています。
それは、探偵事務所として数多くのご相談者様から依頼を受けて、その調査料金で経営が潤っているのではありません!
FC加盟店から払われる毎月のロイヤリティで潤っているのです。
この探偵業界にいる人なら誰でも知っている事です。
本部の謳い文句をそのまま信用しているとそのうち廃業しますよ。